マレーシア・レポート / 権力を前に、民主主義は笑い続ける
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インドネシアの民主主義と現代芸術(特に身体をもちいた芸術)の連関性を調査する。厄介な視察課題であることは百も承知だった。すこしでもインドネシアに関する知識をお持ちのかたなら、この一文にはすでに、さまざまな概念的摩擦が含まれていることがおわかりだろう。まず、インドネシアという世界第4位の人口を誇る多民族島嶼国家の政治状況を、まるでひとくくりにできないという問題。第二に、コンテンポラリー・アートという横文字の概念が、かつての植民地国家において、なにを包括し除外するのか、という問題。そして第三に、「民主主義」というやはり西洋からの輸入概念であり、特にスハルトの軍事独裁以後、乱用・悪用されてきた政治ロ … 続きを読む インドネシア・レポート 第一部 /
西洋型「デモクラシ」と村落型「ムシャワラ(談合)」の矛盾
2015年9月8日、韓国光州に竣工したばかりの「国立アジア文化殿堂」内(ACC)にある、「アジア文化情報交流院」レクチャー・ルームにて、 Scene / Asia の対外的なお披露目となるキックオフ・イベントが開催された。登壇者はアジア5地域からなるScene / Asia キュレーション・チームのメンバー全11人(ジェイソン・ウィーはシンガポールからSkype参加)。それぞれが多国間プロジェクトであるScene / Asia を共同設立するにあたっての目的を語ると同時に、チーフ・ディレクターの岩城京子をはじめとする日本人メンバーが事業内容及び事業指針を概説した。 なにぶん作品招聘、共同制作、 … 続きを読む 韓国国立アジア文化殿堂にて Scene / Asia キックオフ・イベント開催