Members

Curator & Researcher

岩城京子(日本)
現在ロンドン大学ゴールドスミス校博士課程在籍、ならびに同校講師。主に現代パフォーミング・アーツ(演劇・舞踊など)を専門とする研究者・ジャーナリストとして15年以上活動。世界253カ国で取材を行う。主な執筆先に、AERA、新潮日経WOMAN、朝日新聞など。また近年はフリーのアート・コンサルタントとして、フェスティバル/トーキョーやウェールズ国立劇場などに協力。2010年には神奈川芸術劇場クリエイティブ・アソシエイトに就任。国際交流基金ロンドン支局、ロンドン芸術大学などでも講義を行う。2011年9月よりロンドン大学ゴールドスミスカレッジ修士課程演劇学科在籍。現在、東京とロンドンを拠点に和英両文で執筆活動を行う。著書に『東京演劇現在形』(Hublet Publishing、ロンドン)、『Ushio Amagatsu:Des rivages d’enfance au bûto de Sankai juku』(Actes Sud、パリ)など。近年では、岡田利規にまつわる論文がNew Theatrer Quarterly誌に、また高山明に関する論文が論文集『‘Fukushima’ and Arts – Negotiating Nuclear Disaster』(Routledge、ロンドン)として出版される。2016年出版予定の『A History of Japanese Theatre』(ケンブリッジ大学出版)にも寄稿。
シェン・ルイジュン
(中国)
アーティスト、キュレーター。中国広州、広東時代美術館チーフ・キュレーター。シカゴ美術館附属美術学校とモントクレア州立大学にて修士学位修了。ニューヨーク・クイーンズ・ミュージアムにて「Shift: Exhibition on Young American Artists Creating On-site Artwork in China」(2011年)、「Pulse Reaction – An Exchange Project on Art Practice」(2012年)、「Gentle Wave in Your Eye Fluid – A Pipilotti Rist Solo Exhibition」(2013年)、「Polit-Shher-Form!」(2014年)など数々のキュレーションを担当する。またイエルバ・ブエナ芸術センター(サンフランシスコ、2014年)と第6回成都ビエンナーレ(2013年)で開催された「Landscape: the Actual, the Virtual and the Possible?」のキュレーションも担当。「LEAP」「GALLERY」「Art Asia Pacific」などの芸術誌に定期的に寄稿。
アンドリューズ・ウィリアム
(日本・イギリス)
ライター、翻訳者。イギリス生まれ。キングス・カレッジ・ロンドン(ロンドン大学)卒。2004年から日本に滞在。専門分野は演劇やアート、歴史など。日本の戦後社会運動とカウンターカルチャーを研究中。2016年に「Dissenting Japan」を出版。
大舘奈津子
(日本)
2000年より一色事務所にて、荒木経惟、森村泰昌、笠原恵実子、やなぎみわのマネジメントに携わる。2010年よりウェブマガジン「ART iT」の編集を兼任。『横浜トリエンナーレ2014』ではキュレイトリアル・アソシエイツを務めた。これまで担当したプロジェクトに『やなぎみわ:Windswept Women-The old Girls’ Troupe』(ヴェネツィアビエンナーレ日本館、2008年)、『Yasumasa Morimura: Theater of Self 』(ウォーホール美術館、ピッツバーグ、2013年)『荒木経惟 往生写集』(豊田市美術館、新潟市美術館、資生堂ギャラリー他、2014年)など。
相馬千秋
(日本)
特定非営利活動法人芸術公社代表理事、アートプロデューサー。これまで、国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」初代プログラム・ディレクター (2009年〜2013年)、横浜の舞台芸術創造拠点「急な坂スタジオ」初代ディレクター(2006-2010年)、文化庁文化審議会文化政策部会委員(2012-2015年)等を歴任し、日本における舞台芸術の更新を創造・環境の両面から志してきた。2014年、仲間とともにNPO法人芸術公社を立ち上げ、代表理事に就任。現在、芸術公社を母体としてr:ead(レジデンス・東アジア・ダイアローグ)、「Scene/Asia—アジアの観客空間をつくる」、「レクチャーパフォーマンス・シリーズ」など、国内外で多数のプロジェクトのプロデュースやキュレーションを行うほか、アジア各地で多数の審査員、理事、講師等を務める。2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受賞。早稲田大学、リヨン第二大学大学院卒。
鈴木理映子
(日本)
早稲田大学第一文学部演劇専修卒業。演劇情報誌「シアターガイド」編集長を経て、2009年よりフリー。演劇専門誌、広報誌、公演プログラムでの取材・執筆のほか、『遊びをせむとや航行す〜大駱駝艦の非常なる日常』(シアターガイド)、『F/Tドキュメント』(F/T09—13)、『ポストドラマ時代の創造力』(白水社)などの編集を担当。青山学院大学総合文化政策学研究科修了後、同大学ACL(青山コミュニティ・ラボ)特別研究員(2013年度)として「ACL現代演劇批評アーカイブ」の開設に携わる。新国立劇場企画サポート委員。
キム・ヘージュ
(韓国)
ソウルを拠点に活動しているインディペンデント・キュレーター、ライター、編集者。ナム・ジュン・パイクアートセンターのアシスタントキュレーター(2008年)、韓国国立劇団のリサーチャー(2011-12年)を経て、光州の国立アジア文化殿堂アーカイブ&リサーチセンターにて2014年3月から翌年8月までパフォーミングアーツ部門のチーフリサーチャーを務めた。キュレーションを担当した最近の企画展として、『Society of Choreography』(ナム・ジュン・パイクアートセンター、2015年)、『The Decisive Moment』(韓国国立現代舞踊団、2014年)、『Memorial Park』(パレ・ド・トーキョー、パリ、2013年)、『Theater of Sand』 (Culture Station 284、ソウル、2012年)などがある。2007年にはエコール・デュ・マガザン(グルノーブル)にて、キュートリアル・トレーニング・プログラムを修了。また、『Art in Culture』、『Article』、『F』といった韓国の雑誌や媒体に、美術やパフォーマンスについて数多くの記事を執筆。Harald Szeemannと共に『Individual Methodology』(JRP/Ringier出版, チューリヒ, 2007年)を出版している。
ソ・ヒョンソク
(韓国)
1965年生まれ。延世大学コミュニケーション大学院教授。クリエーターとしてもサイトスペシフィック・パフォーマンス作品を制作し、フェスティバル・ボムやナム・ジュン・パイク・アートセンター等で発表している。主な演出作品に『FAT SHOW』、『Heterotopia』、『霊魂売春』、『舞台恐怖症』など。日本でも、2013年に急な坂スタジオで日韓共同プロジェクト『つれなくも秋の風』を発表し、以後『From the Sea』(2014年)、『客』(2016年)と作品創作、上演を続けている。
ジェイソン・ウィー
(シンガポール)
シンガポールとニューヨークを拠点に活躍するアーティスト、ライター。シンガポールのインディペンデント・ギャラリー、レジデンシー・スペース、アーティストのための図書館として機能するGrey Projects創設運営者。実験的キュレーション、ライティング、デザイン展などを企画する。アーティストとしては、単一の著者性を排し、複合的な視点、複声的な表現を目指すアート作品を制作しつづけている。オンライン現代詩雑誌「Softblow」編集者。2005-2006年、米国ホイットニー美術館インディペンデント・スタディ・プログラム、スタジオ・フェロー。2013-2014年、韓国京畿道クリエイション・センター、アーティスト・イン・レジデンス。2014-2015年、国立シンガポール大学奨学生プログラム、ライター・イン・レジデンス。2010年、ラサール芸術大学ICAS(Institute of Contemporary Art, Singapore)で開催された「Beyond LKY」を共同キュレーション、「The Future of Exhibition]を共同制作する。他の担当したキュレーション企画に、国立シンガポール大学美術館で開催された「Singapur Unheimlich」(2015年)、「When You Get Closer To the Heart, You may Find Cracks」(2014年)など。Sean Tobinと共同執筆したパフォーマンスのための戯曲「Tongues」は 、シンガポール・フリンジ・フェスティバルの委託作品として制作され、2012年2月に国立シンガポール大学美術館で初演された。最新著書「The Monsters Between Us」はシンガポールTODAY新聞による2013年度のベスト芸術選書リストに選出された。
龔卓軍
(ゴン・ジョジュン)
(台湾)
1966年、嘉義(台湾)生まれ。1998年、台湾国立大学哲学部に在籍。「Dialectics between Body and Imagination: Nietzsche,Husserl,Merleau-Ponty」と題した論文にて博士課程を修了。様々な大学で哲学の講師を務め、2007年より、国立台南芸術大学視覚芸術学院で准教授兼所長に就任。美術論・美術批評・美学の授業を担当。2009年より、季刊美術誌「Art Critique in Taiwan (ACT)」の編集長に就任。翌年にACTが全国出版大賞の2010年度優秀賞を受賞。ゴンは翻訳の分野でも高い評価を得ていて、G. バシュラール、M. メルロー=ポティ、C.G.ユングの中国語(繁体字)翻訳者でもある。研究活動を続けながら、キュレーターとしても活動中。2013年、台北のEslite Galleryにて「Are We Working Too Much?」を企画。本展覧会に関連する書籍2冊を同時に出版した。
許芳慈
(ツー・ファンツゥ)
(台湾)
台湾出身。シンガポールを拠点に活躍するライター、リサーチャー。国立シンガポール大学カルチュラルスタディーズ学部アジアプログラム・リサーチフェロー。現在同大学博士課程在籍。シカゴ美術館附属美術学校にてアート・アドミニストレーション&ポリシー修士課程修了。在学中、主にキュレーションを学ぶ。2010年から2013年まで香港アジア・アート・アーカイブのデジタル・マネージャーに就任。2013年に国立台湾美術館のキュレーターに任命される。現代における知の形成と生成、冷戦時の美学、日常における記憶、技術哲学、芸術実践の関連性などに興味を持ちリサーチを行っている。第5回台湾国際ビデオアート展(2016年)の共同キュレーターも務めるほか、「Artco Monthly」や「LEAP」にて定期的に研究成果を発表している。

Researcher

居原田遥
(日本)
1991年沖縄県生まれ。東京藝術大学音楽研究科音楽文化学専攻修了。沖縄やアジア圏の芸術運動、オルタナティブ・カルチャーを関心の主軸とし、企画・展覧会などを行う。主な活動に「寄り道キャラバン」プロジェクト・コーディネーター(2015、アジア7都市)。川田淳個展「終わらない過去」(2015、東京)企画。
江上賢一郎
(日本)
1980年福岡県生まれ。早稲田大学、ロンドン大学ゴールドスミス校 文化人類学修士課程修了。留学中よりアートとアクティビズム、オルタナティブな自立空間のリサーチを開始。現在はドローイング・写真制作、アジア圏を中心としたオルタナティブスペースのリサーチとネットワーク作りを行っている。訳書にデヴィッド グレーバー『デモクラシー・プロジェクト』(航思社)、論考に『Art of the Nuclear War – Collective Creation and Movements』, Creative Space-Art and Spatial Resistance in East Asia, 2013, DOXA, Hong Kong
web: http://www.kenichiro-egami.com/
エグリントンみか
演劇研究者、批評家、翻訳家、ドラマターグ。専門はシェイクスピアを焦点とする初期近代と現代の二大英国ルネッサンス演劇、日英、「アジア」の比較演劇。神戸市外国語大学英米学科准教授として教鞭をとる傍ら、舞台芸術、映画、現代美術に及ぶ広義の視覚芸術を中心に、日本語と英語でのメディアで批評・翻訳活動を展開している。The Japan Times, Culture/Stage担当。アジアン・シェイクスピア・インターカルチュラル・アーカイブ(A|S|I|A)とアジア女性舞台芸術コレクティブ(AWPAC)の主要運営メンバー。

Curator & Researcher

岩城京子
(日本)
現在ロンドン大学ゴールドスミス校博士課程在籍、ならびに同校講師。主に現代パフォーミング・アーツ(演劇・舞踊など)を専門とする研究者・ジャーナリストとして15年以上活動。世界253カ国で取材を行う。主な執筆先に、AERA、新潮日経WOMAN、朝日新聞など。また近年はフリーのアート・コンサルタントとして、フェスティバル/トーキョーやウェールズ国立劇場などに協力。2010年には神奈川芸術劇場クリエイティブ・アソシエイトに就任。国際交流基金ロンドン支局、ロンドン芸術大学などでも講義を行う。2011年9月よりロンドン大学ゴールドスミスカレッジ修士課程演劇学科在籍。現在、東京とロンドンを拠点に和英両文で執筆活動を行う。著書に『東京演劇現在形』(Hublet Publishing、ロンドン)、『Ushio Amagatsu:Des rivages d’enfance au bûto de Sankai juku』(Actes Sud、パリ)など。近年では、岡田利規にまつわる論文がNew Theatrer Quarterly誌に、また高山明に関する論文が論文集『‘Fukushima’ and Arts – Negotiating Nuclear Disaster』(Routledge、ロンドン)として出版される。2016年出版予定の『A History of Japanese Theatre』(ケンブリッジ大学出版)にも寄稿。
シェン・ルイジュン
(中国)
アーティスト、キュレーター。中国広州、広東時代美術館チーフ・キュレーター。シカゴ美術館附属美術学校とモントクレア州立大学にて修士学位修了。ニューヨーク・クイーンズ・ミュージアムにて「Shift: Exhibition on Young American Artists Creating On-site Artwork in China」(2011年)、「Pulse Reaction – An Exchange Project on Art Practice」(2012年)、「Gentle Wave in Your Eye Fluid – A Pipilotti Rist Solo Exhibition」(2013年)、「Polit-Shher-Form!」(2014年)など数々のキュレーションを担当する。またイエルバ・ブエナ芸術センター(サンフランシスコ、2014年)と第6回成都ビエンナーレ(2013年)で開催された「Landscape: the Actual, the Virtual and the Possible?」のキュレーションも担当。「LEAP」「GALLERY」「Art Asia Pacific」などの芸術誌に定期的に寄稿。
アンドリューズ・ウィリアム
(日本・イギリス)
ライター、翻訳者。イギリス生まれ。キングス・カレッジ・ロンドン(ロンドン大学)卒。2004年から日本に滞在。専門分野は演劇やアート、歴史など。日本の戦後社会運動とカウンターカルチャーを研究中。2016年に「Dissenting Japan」を出版。
大舘奈津子
(日本)
2000年より一色事務所にて、荒木経惟、森村泰昌、笠原恵実子、やなぎみわのマネジメントに携わる。2010年よりウェブマガジン「ART iT」の編集を兼任。『横浜トリエンナーレ2014』ではキュレイトリアル・アソシエイツを務めた。これまで担当したプロジェクトに『やなぎみわ:Windswept Women-The old Girls’ Troupe』(ヴェネツィアビエンナーレ日本館、2008年)、『Yasumasa Morimura: Theater of Self 』(ウォーホール美術館、ピッツバーグ、2013年)『荒木経惟 往生写集』(豊田市美術館、新潟市美術館、資生堂ギャラリー他、2014年)など。
相馬千秋
(日本)
特定非営利活動法人芸術公社代表理事、アートプロデューサー。これまで、国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」初代プログラム・ディレクター (2009年〜2013年)、横浜の舞台芸術創造拠点「急な坂スタジオ」初代ディレクター(2006-2010年)、文化庁文化審議会文化政策部会委員(2012-2015年)等を歴任し、日本における舞台芸術の更新を創造・環境の両面から志してきた。2014年、仲間とともにNPO法人芸術公社を立ち上げ、代表理事に就任。現在、芸術公社を母体としてr:ead(レジデンス・東アジア・ダイアローグ)、「Scene/Asia—アジアの観客空間をつくる」、「レクチャーパフォーマンス・シリーズ」など、国内外で多数のプロジェクトのプロデュースやキュレーションを行うほか、アジア各地で多数の審査員、理事、講師等を務める。2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受賞。早稲田大学、リヨン第二大学大学院卒。
鈴木理映子
(日本)
早稲田大学第一文学部演劇専修卒業。演劇情報誌「シアターガイド」編集長を経て、2009年よりフリー。演劇専門誌、広報誌、公演プログラムでの取材・執筆のほか、『遊びをせむとや航行す〜大駱駝艦の非常なる日常』(シアターガイド)、『F/Tドキュメント』(F/T09—13)、『ポストドラマ時代の創造力』(白水社)などの編集を担当。青山学院大学総合文化政策学研究科修了後、同大学ACL(青山コミュニティ・ラボ)特別研究員(2013年度)として「ACL現代演劇批評アーカイブ」の開設に携わる。新国立劇場企画サポート委員。
キム・ヘージュ
(韓国)
ソウルを拠点に活動しているインディペンデント・キュレーター、ライター、編集者。ナム・ジュン・パイクアートセンターのアシスタントキュレーター(2008年)、韓国国立劇団のリサーチャー(2011-12年)を経て、光州の国立アジア文化殿堂アーカイブ&リサーチセンターにて2014年3月から翌年8月までパフォーミングアーツ部門のチーフリサーチャーを務めた。キュレーションを担当した最近の企画展として、『Society of Choreography』(ナム・ジュン・パイクアートセンター、2015年)、『The Decisive Moment』(韓国国立現代舞踊団、2014年)、『Memorial Park』(パレ・ド・トーキョー、パリ、2013年)、『Theater of Sand』 (Culture Station 284、ソウル、2012年)などがある。2007年にはエコール・デュ・マガザン(グルノーブル)にて、キュートリアル・トレーニング・プログラムを修了。また、『Art in Culture』、『Article』、『F』といった韓国の雑誌や媒体に、美術やパフォーマンスについて数多くの記事を執筆。Harald Szeemannと共に『Individual Methodology』(JRP/Ringier出版, チューリヒ, 2007年)を出版している。
ソ・ヒョンソク
(韓国)
1965年生まれ。延世大学コミュニケーション大学院教授。クリエーターとしてもサイトスペシフィック・パフォーマンス作品を制作し、フェスティバル・ボムやナム・ジュン・パイク・アートセンター等で発表している。主な演出作品に『FAT SHOW』、『Heterotopia』、『霊魂売春』、『舞台恐怖症』など。日本でも、2013年に急な坂スタジオで日韓共同プロジェクト『つれなくも秋の風』を発表し、以後『From the Sea』(2014年)、『客』(2016年)と作品創作、上演を続けている。
ジェイソン・ウィー
(シンガポール)
シンガポールとニューヨークを拠点に活躍するアーティスト、ライター。シンガポールのインディペンデント・ギャラリー、レジデンシー・スペース、アーティストのための図書館として機能するGrey Projects創設運営者。実験的キュレーション、ライティング、デザイン展などを企画する。アーティストとしては、単一の著者性を排し、複合的な視点、複声的な表現を目指すアート作品を制作しつづけている。オンライン現代詩雑誌「Softblow」編集者。2005-2006年、米国ホイットニー美術館インディペンデント・スタディ・プログラム、スタジオ・フェロー。2013-2014年、韓国京畿道クリエイション・センター、アーティスト・イン・レジデンス。2014-2015年、国立シンガポール大学奨学生プログラム、ライター・イン・レジデンス。2010年、ラサール芸術大学ICAS(Institute of Contemporary Art, Singapore)で開催された「Beyond LKY」を共同キュレーション、「The Future of Exhibition]を共同制作する。他の担当したキュレーション企画に、国立シンガポール大学美術館で開催された「Singapur Unheimlich」(2015年)、「When You Get Closer To the Heart, You may Find Cracks」(2014年)など。Sean Tobinと共同執筆したパフォーマンスのための戯曲「Tongues」は 、シンガポール・フリンジ・フェスティバルの委託作品として制作され、2012年2月に国立シンガポール大学美術館で初演された。最新著書「The Monsters Between Us」はシンガポールTODAY新聞による2013年度のベスト芸術選書リストに選出された。
龔卓軍
(ゴン・ジョジュン)
(台湾)
1966年、嘉義(台湾)生まれ。1998年、台湾国立大学哲学部に在籍。「Dialectics between Body and Imagination: Nietzsche,Husserl,Merleau-Ponty」と題した論文にて博士課程を修了。様々な大学で哲学の講師を務め、2007年より、国立台南芸術大学視覚芸術学院で准教授兼所長に就任。美術論・美術批評・美学の授業を担当。2009年より、季刊美術誌「Art Critique in Taiwan (ACT)」の編集長に就任。翌年にACTが全国出版大賞の2010年度優秀賞を受賞。ゴンは翻訳の分野でも高い評価を得ていて、G. バシュラール、M. メルロー=ポティ、C.G.ユングの中国語(繁体字)翻訳者でもある。研究活動を続けながら、キュレーターとしても活動中。2013年、台北のEslite Galleryにて「Are We Working Too Much?」を企画。本展覧会に関連する書籍2冊を同時に出版した。
許芳慈
(ツー・ファンツゥ)
(台湾)
台湾出身。シンガポールを拠点に活躍するライター、リサーチャー。国立シンガポール大学カルチュラルスタディーズ学部アジアプログラム・リサーチフェロー。現在同大学博士課程在籍。シカゴ美術館附属美術学校にてアート・アドミニストレーション&ポリシー修士課程修了。在学中、主にキュレーションを学ぶ。2010年から2013年まで香港アジア・アート・アーカイブのデジタル・マネージャーに就任。2013年に国立台湾美術館のキュレーターに任命される。現代における知の形成と生成、冷戦時の美学、日常における記憶、技術哲学、芸術実践の関連性などに興味を持ちリサーチを行っている。第5回台湾国際ビデオアート展(2016年)の共同キュレーターも務めるほか、「Artco Monthly」や「LEAP」にて定期的に研究成果を発表している。

Researcher

居原田遥
(日本)
1991年沖縄県生まれ。東京藝術大学音楽研究科音楽文化学専攻修了。沖縄やアジア圏の芸術運動、オルタナティブ・カルチャーを関心の主軸とし、企画・展覧会などを行う。主な活動に「寄り道キャラバン」プロジェクト・コーディネーター(2015、アジア7都市)。川田淳個展「終わらない過去」(2015、東京)企画。
江上賢一郎
(日本)
1980年福岡県生まれ。早稲田大学、ロンドン大学ゴールドスミス校 文化人類学修士課程修了。留学中よりアートとアクティビズム、オルタナティブな自立空間のリサーチを開始。現在はドローイング・写真制作、アジア圏を中心としたオルタナティブスペースのリサーチとネットワーク作りを行っている。訳書にデヴィッド グレーバー『デモクラシー・プロジェクト』(航思社)、論考に『Art of the Nuclear War – Collective Creation and Movements』, Creative Space-Art and Spatial Resistance in East Asia, 2013, DOXA, Hong Kong
web: http://www.kenichiro-egami.com/
エグリントンみか
演劇研究者、批評家、翻訳家、ドラマターグ。専門はシェイクスピアを焦点とする初期近代と現代の二大英国ルネッサンス演劇、日英、「アジア」の比較演劇。神戸市外国語大学英米学科准教授として教鞭をとる傍ら、舞台芸術、映画、現代美術に及ぶ広義の視覚芸術を中心に、日本語と英語でのメディアで批評・翻訳活動を展開している。The Japan Times, Culture/Stage担当。アジアン・シェイクスピア・インターカルチュラル・アーカイブ(A|S|I|A)とアジア女性舞台芸術コレクティブ(AWPAC)の主要運営メンバー。