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25/02/2018

Scene/Asia in Tokyo 開幕!

Scene/Asia in Tokyo が、2月24日港区立男女共同参画センター リーブラにて開幕しました。オープニングを飾ったのは、マレーシアのアーティスト・コレクティブ、ファイブ・アーツ・センターによる演劇公演『バージョン2020:マレーシアの未来完成図〜第3章〜』。

Version 2020_Spielart Munich 3ドイツ公演より Photo: Franz Kimmel

1991年にマハティール政権によって発表された国家計画「ワワサン2020」を題材にした本作は、計画された未来への希望と失望、国家の歴史と個人の記憶との間にある重なりと隔たり、揺らぎを描き出すもの。独立宣言の場であり、数々の国家行事が行われてきたダタラン・ムルデカ(独立広場)をめぐる追憶、そこで起こった新たな民主主義運動(「オキュパイ・ダタラン」)を経て、彼らが語る「希望」は、同じく2020をひとつの道しるべに暮らす東京、日本の私たちと社会、公共とのかかわりに、鮮烈な問いを投げかけるものでもありました。

終演後には演出のマーク・テを始め、キャスト、スタッフによるアフタートークも行われ、ファイブ・アーツセンターのクリエーションのあり方や本作の創作プロセスの一端も紹介されました。IMG_2791

公演は2月25日(日)まで。当日券の情報は、シアターコモンズ公式サイトの「News」を参照 http://theatercommons.tokyo/

なお、Scene/Asiaでは、2月28日19時よりSHIBAURA HOUSEにてアッセンブリー(集会)を開催します。登壇者はScene/Asiaワークショップの参加者および講師。ワークショップを通して提出された問いを一般の参加者と共に深めます(無料・要予約)。予約フォームはこちらのページから

<参考記事>

マーク・テ 分散する思考、未来像/「バージョン2020:マレーシアの未来完成図 第三章」

ファーミ・ファジール (マレーシア) への民主主義にまつわる十の質問